2008年08月16日

落語会の若手とベテラン

趣味のひとつに落語があります。どこがいいのか?って素直に笑えるところかなって答えます。でも若手とベテランの違い、これがはっきりと分かるところに落語の面白さがあります。ん、何故ってですか、それは若手は一生懸命であるがゆえに自分に入り込んでいます。我々でいうと新米の先生はチョット出来るといかにも専門家らしく何でもわかったように答えて教科書どおりでないと応用がきかない。でもベテランの落語家さんはトチってもその場その場で臨機応変に見事に修正してお客さんを飽きさせない、見事な話術。そしてわれわれの大先輩はというと患者のサインを見逃さずその場でたくさん持っている知識の引き出しから少しずつその症状にあった治療法を的確に導き出す。
そんなところがよく似ているように思います。若手とベテランの違いをある人がこう言っていました。
若手の喋りは早口で、ベテランの喋りはゆっくりだ。
なるほど、そのことはよくわかるような気がします。
一生懸命であるがゆえにまわりの事が見えていないとよく言われます。そのとおりだと思います。年季を重ねて初めて分かることでもあるんですね。ちょうどある会のOB会がありました。若手から順番に自己紹介と挨拶がありました。そこでもこんなことがありました。若手ほど早口で自分の事しか喋りません。歳をとるにつけ自己紹介の前に周りへの挨拶、近況報告とだんだん慣れた口調でしゃべるようになるもんです。
やっぱり年の功か。最も年上の私は喋ることもなくなるほど喋りつくされました。

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