2008年08月23日

出来た息子と出来上がったオヤジ

あなたがもう職業人なら就職する前のことを思い出してください。本当に今の職業を好きで選びましたか?
どうしてこんな事を言うかと言えば、昨日、友人の子供さん(21歳)に相談を受けました。その子の親とは高校時代からの付き合いで就職してからもたびたび会っていろんな相談などしてきた仲間です。まだこの子が幼稚園児だったころからよく知っていてとても素直に育っていった事。親の躾というかお爺ちゃんお婆ちゃんの影響をうけてすくすくと育ったように思いました。その子が真剣な顔で就職の事で私に相談があるといって連絡をしてきました。あまりに唐突だったんで、おまえのオヤジ知ってるのか?って聞いたら、知らないとの答え。ならなお更いい加減な回答は出来ないと腹をくくって、話しを聞くことになりました。
彼曰く、世の中に自分の好きな仕事をしている人は幸せだ。大半の人はきっと自分の好きな仕事には着いていないんじゃないですか?いきなり重い質問。そして彼はこう続けました。おじさんは初めから歯医者になろうときめていたんですか?って聞いてきたので、こう答えました。 確かに最初からこの道に進もうとは思わなかったよ。小学校時代は親が歯医者だからおまえもあとを継ぐんだろう。といわれるのが嫌で、自ら歯科医の道に進むのを拒否した時代があったことを。
でもね、代々続いたお店やなんかの子供さんは小さな頃から跡継ぎやで、何とか言われて免疫が出来ている子もいるんやで。でも最近になって自分の進んだ道に誇りを持てるようになったことなど。30分程、熱弁しました。黙って聞いていたその子は暫く考えてこういいました。好きな道に進むんじゃなくて、自分の決めた道を好きになるようになったらいいんですねと。
 全く、オヤジに似ないでよく出来た息子や。
そのあとでここのオヤジとその息子と三人で近所の鮨屋で盛り上がって出来上がったオヤジをほっといて、益々、二人で盛り上がりました。どうしてこんなエエ子がこんなオヤジから出来たんかとつくづく不思議に思いました。あ〜あ、こんな息子が欲しいものです。

ページの先頭へ