2011年07月26日

これぞプロ そんなお話です

先日のこと、先輩の先生が行きつけのお店に連れて行ってもらった。どうやらそこのママさんをお気に入りの様子。
そこにはオーナーママがいて、いわば雇われママさんだ。
その日は我々を含めほぼ満席の状態、この店では珍しいとその先輩のお気に入りのママさんが言っていた。こんな時にオーナーが来てくれたらっていっていたら、そのオーナーママが突然やってきた。
いつもは暇や暇やとぼやいているオーナーママさんもこのときとばかり各テーブルに挨拶に回っていた。
我々のテーブルに来た時、最後になったこともあり、その場でグラスを取ってもう一度乾杯を始めた。そしていろいろ話をしていくうちに、そのオーナーママさん私をどこかで見たといってきた。
それもずいぶんと前に。こちらは全くそんな記憶がない。
古くからのお店だし、私自身も初めてのお店。一度でも来たら絶対に忘れるはずもない。でもそもママさんには記憶がない。
そこのチーフと呼ばれている男の方にも記憶がない。でもあちらも客商売、お客の事を忘れるはずもない。 で、分かった。私と私の親父を間違えている事に気がついた。私の親父は全くの「下戸」。
自分から飲み屋に行く事など絶対にない。誰かと一緒なら行くことはあったろう。でももう20年から経っている。どうやら私が親父にそっくりなんでお二人とも間違えたらしい。そんなに似ているかなぁ?商売上手とはいえ、20年以上も前のことを覚えてくれていたとは。あのときの貴方の親父さんはとか、一緒に来ていた○○さんとか。確かにその方は存じ上げているし、親父のことをよく知っている様子。最後にお店だという事も忘れて、そのオーナーママさん大きな口を開けて入っている入れ歯を見せた。それを見た瞬間にウチの患者さんだと分かった。ウチにいた技工士の作った入れ歯だとすぐに分かった。口の中を見ただけで、それもウチの技工士が作った入れ歯だと分かる自分にもビックリしたが、そんなに親父に似ていないと思っていた自分が初めて会った方から親父そっくりだといわれた事に少し嬉しいやら、少し複雑な感じがした。
どっちにしろ20年以上も前の話。お互いにプロ意識を感じたのでした。

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