2011年11月16日

跡取りなんて言葉は死語になりつつある

昨日の患者さんとの会話の中で、昨日書いた内容によく似た話があった。
「先生のお父さんは歯科医だったんですか?」
「そうですよ」
「ウチの父は職人だったんですが、息子は後を継ぐのを嫌がっているんです」
「今どきの子はなかなかいう事をきかないですからね」
「そうですね」
「でもそれがまた今の子らしくていいですよ」
「そうでしょうか」
「何をされていたんですか」
「お菓子職人なんです」
「いいじゃないですか お菓子職人さんって」
「今どきの人はあまりお菓子(和菓子)を食べないですから」
「そんなことないですよ」
「そうでしょうか」
「息子はパテシエをしたいらしいんです」
「いいじゃないですか 同じ職人さんだし」
「でも小さいながらも 老舗って言われている看板もあるし」
「そうですかねぇ 私の知り合いに同じ店の中に新しいのと昔からあるのとコラボしているところもありますよ」
「そうですか」
「後を継がなくても 息子さんは息子さんで意志は継いでるんですから」
「主人はまぁ仕方がないといっていますが、主人の母がねぇ」
「でもきっとおばぁちゃんも心の中では喜んでいらっしゃると思いますよ」
「そうでしょうか」
大体、こんな内容だった。何処の世界も跡継ぎなるもの、こんな具合の事が多いらしい。
親は後を継いでくれるとの思い込みが強く、跡取りさんは新しいことに挑戦したくなり、これは世の常。
連れの中にこんなのがいた。
昔は家業を継ぐ事をメチャクチャ嫌がっていた奴が今ではきっちりその家業を継いでいる。ある年齢になったらきっとその息子さんも分かってくれると思う。

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