2014年03月12日

診ることも大事だが、聞くことはもっと大事

昨日の最後の患者さんは初診の方だった。
6時のアポだったが少々前に来られて受付で何か話をされていた。
診察チェアーに座られて問診をしていたら、どうやら何処かの歯科医院で治療中の患者さんだった。いろんな話をしていくうちにその今かかっている医院の悪口が出だした。
その間10分、一通り患者さんからの話を聞き終えた後で、「それではもうそこに行かれないのですか?」と訊ねた。
所謂、セカンドオピニオンで来られた患者さんだった。
別に口腔内が無茶苦茶されたわけでもない、下手な削り方でもない。それなら何故?逸れは患者さんの話は一向に聞いて貰えなかったらしい。それで不安になって来院された。
結論はもう一度そこの医院に行って十分話をしてみてくださいという事になった。
帰りに受付に、来られた時とはまるで別人のように帰られたといっていた。
来られた時は、あまりの迫力で受付も圧倒されたらしい。
診察室の中まで聞こえるような声だったからだ。
要するに患者さんは先生との会話を求めている、内容の説明を求めている。そこに我々が気をつけないといけないものがある。
初診は全く患者さんとコチラの初めての顔合わせ。どんな状態か、どんな患者さんか、お互いがお互いを見る最初の第一歩。
そこで十分に話をしないと後々不信感が生まれてしまう事になる。
歯科に限らず、内科などでも医師が前のパソコンでしか話をしないらしい。病状を書き込んでその中から一番近い病名を探し出して薬やレントゲンを撮る。昔は触診や聴診器などで診て貰ったが、私が最近行った病院等は今言った様に医師はパソコンと対話していた。
コレでは患者さんの不安は増すばかりだ。私はよい医者はまず患者さんの話を聞いてあげる事から始まると思っている。その中に本当に必要な治療が入っていると思う。話を聞いてあげて納得してもらって、スッキリするならこんな簡単な事はない。薬もいらないし必要でないレントゲンもいらない。ただ忍耐だけはいると思う。
それで解決することがあれば一番ではないか。

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