2015年03月16日

こんなやり方を見つけよった

私の連れに駐車場の経営をしている奴がいる。
たまたま空いていた土地にコインパーキングなるものを始めた。
しかし近所にも同じ規模のパーキングがあって後から参戦したその連れは最初は苦しい経営だったみたいだ。
そして我々の飲み会の席でその悩みを打ち明けていた。
「後から入ったからなかなか満車にはならへんわ」
「他と変わったことしてみたら?」
「変わったことって?」
「値段を下げるとか」
「それも考えてみた」
「オマエところ停めにくいんとちゃうか?」
「いや 同じ経営の会社に頼んだから」
「今いくらや?」
「12時間で1000円や」
「900円か800円には出来ないのか?」
「そうしたら他もやりよる」
そんな話が昨年末にあった。そして久しぶりに同じ奴らと久しぶりの飯会で、
「あれからオマエとこのパーキングどうや」
「ぼちぼちや」
「ぼちぼちと言うことは儲かってるのとちゃうか?」
「ばれたか」
「どうしたんや」
「今1000円から900円に値下げしたんや」
「そやから早くからそうしとけって・・」
「違うんねん 周りも900円や」
「そしたら何でや?」
「教えたろか」
「いらん」
「まぁそういわんと聞いておけや」
「何やねん」
「うちのパーキングの精算機に『故障のためつり銭出ません』って張り紙してん」
「そうしたら他へ行くやろ」
「違うねん逆や」
「つり銭が出ないからきっちりお金を入れようとしたら1000円は使えへんやろ」
「・・・」
「横にあるジュースの自動販売機を使って小銭を作らなあかんやろ」
「・・・」
「と言うことは自動販売機の売り上げが急に伸びたんや」
「・・・」
「差し引きこっちの方が儲かるんや」
その場にいた面々が顔を見合わせてこう言った。
「オマエの考え方には脱帽や」
「もっと他に頭を使えんか」
「さすがになにわの商人やな」

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