2015年04月18日

最近読んだ本の中から・・・

最近、読んだ本の中にこうな話があった。
それはある有名企業の新入社員の面接で面接官が学生にこう聞いた。
「あなたの将来の夢は何ですか?」と。すると何人かの学生がこう答えた。「将来、社長になってもっとこの会社を発展させたいです」と。
そして最終の役員面接までいった中でそう言っていた二人の学生さんに役員がこう言った。
「あなたは面接のときに『将来社長になってこの会社を発展させたい』といいましたね。と。
すると一人は「はい、頑張ればそうなることを夢見てと思いまして」もう一人は「あの時はそう思いましたが今はちょっと違います」と。
ここからの話が面白い。その頑張って社長を目指すと言った学生に研修と称して一日社長について回ったらしい。そして出た結論はこうだ。
「社長と言う職業を甘く見ていました」だとか。
分刻みのスケジュールをこなし、あらゆる案件に目を通し、そして最終決断は社長が下す。良くも悪くも社長の責任の重さを実感したとか。そりゃその社長の肩には何千人と言う社員の生活がかかっているんだから、生半可な決断ではやっていけない。その学生は後の話で、こうも言っていた。
「簡単に社長になりたいと言った自分が恥ずかしい」と。
この中で分かったことは、上に立つものは下積みから始めて徐々に組織を学び、中間管理職で上下の板ばさみに耐え、そして上に立って責任の重みにも耐えなければならないと言うことをその役員が教えたと言う話。
この学生にとっては貴重な経験が出来たに違いない。
世の中はそんなに甘くは無い。親の七光りで上がっていく人もいる。しかしたたき上げとは経験値が違う。我々の職業もそうだ親の七光りなんてあるのは最初だけ。まぁ無い人もいるが。
自分の腕一つでいくらでも頑張れる。そしてそのことは患者さんが見ていてくれる。そう信じたい。だから大欲を捨ててこつこつと地道に仕事に励めばいいだけだ。そんなことを気づかせてくれた話だった。

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