2015年04月22日

ちょっと考えさせられてしまう出来事だった

一昨日、当医院に永くかかられていた患者さんの家族の方から連絡があった。一瞬、お亡くなりになられたのかと思ったがそうではなかった。少しばかり認知症が進んで施設に入居されたとか。
今まで、亡くなられた方の家族からの連絡はたまにあった。
お世話になりましたとか言っていただけて、何もお役に立てませんでしたとかそんな会話がよくあったが、今回は一昨年よりちょっとづつ認知症が進行していってその過程をつぶさに見ているので、とうとう来たかの感じがすごくして複雑な気持ちになた。
夜中に着替えて行きつけの医院に出向きシャッターの前で開くのを待っていたり、息子さんが好きなケーキを毎日10個くらい買い続けて冷蔵庫の中をケーキだらけにしたり。聞いてみたらきりが無いくらいだった。
当医院ではこんな事もあった。午後4時の予約に朝いちから来られたり(代診の先生の患者さんで昼からのアポ)、会計のときにお金の計算が出来ずに受け付けの女の子に財布を出して、「必要なだけ取って」と言われたり。特に薬の時には注意が必要だった。
内科でもらった薬を一度に飲んで大騒ぎを起こしたり、そんな話を家族の人から聞いたら一回に飲む分づつ小さなビニールの袋に小分けしてその袋にマジックで何曜日の夕食後と書き込んだりでいろんな工夫をしてもって帰ってもらった。
この方のおかげでいろんな工夫を考えさせてもらえた。
薬の案内には手書きで薬の形や色を書き込んで持って帰ってもらったり、家族方に事前に電話をかけて、どのような、薬を持って帰ってもらったかを説明したり。
その方のおかげで本当に細かい部分までどのようにしたら患者さんが間違わないか工夫をさせてもらった。
施設に入っても暫くは無理かもしれないが、少し落ち着いたらスタッフの方に連れてきてもらって下さいとお伝えしておいた。
これからも第二第三の同じような方が来られるかもしれない。
そのためにもいい勉強をさせてもらったと思う。
でもやっぱり少しは寂しい気分になってしまった。お大事に。

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