2015年10月21日

簡単なことほど本当は難しいことなんだ

先日、患者さんとの話の中でこんな話があった。
それは最近は何でもかんでも「マイスター」なるものがあってややこしいと言う話。
○○マイスター、**マイスター、いろんなものにこの「マイスター」が付いていると。
日本は昔から職人技と言う言葉があって、その道を極めた人のみが「匠」こう呼ばれていた。
一定の基準に合格したから「匠」になれるわけではない。
その道のプロが「この人こそ相応しい」と一目置かれる存在の人にのみこの称号は相応しいのではないか。
何も今の制度をどうこう言うのではない。それはそれで一生懸命その道に精進すればそれに相応しいのである。
海外からは「メイドインジャパン」は大きなブランドだ。だから他所の国から模倣品が出てくる。それはそれで迷惑な話だが言い方を代えればそれだけ世界が認めていると言うことだ。
昔は日本製=安かろう、悪かろう。そういわれた時代もあった。
しかし先人達の弛まぬ努力のお陰で今の信用信頼がある。
昨今のマンションの耐震問題なんか先人が聞いたら嘆き悲しむであろう。いったい日本の信用は何処へ言ったと。
海外のメーカーはいつも日本製に追いつけ、追い越せで切磋琢磨してきたはずだ。一度信用を得て、その上に胡坐をかいているから考えられないミスをする。
昔のようにその職人技が泣くことになりはしないか、心配でならない。
日々コツコツと積み上げることは辛くてしんどいことだ。
しかしたった一つのミスや気を抜いたことが今まで築き上げた信用信頼までも崩してしまうこと。そんなことが最近は多いように思う。ミスが出てはいけないが、出たら即その対応をする。信用、信頼はそんなところからも現れるものだ。
何処の業界もそうだが我々歯科の業界も一度大きな失敗で世間を騒がせているにもかかわらず、同じ過ちを繰り返す。何て馬鹿げたことだ。本当に情けないやら恥ずかしいやら。
何処の業界の体質もそうとは言わないが、第三者の目というものが益々必要になってくるんではないか。
仕事の基本は相手のためにいかにするかだ。どこかのノーベル賞の先生が言っていた。「いかに人のためになるかを考える」
たったコレだけだがコレを実践するのが難しい。

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