2016年09月14日

ちょっと不謹慎なことで・・・

気が付けば夏の猛烈な暑さは影をひそめ、日陰に入ると風のさわやかな感じがするようになった。
そりゃ来週は秋のお彼岸だからか。春と夏の二回お彼岸がやって来るが春分の日、秋分の日くらいはご先祖さまの墓参りをして日頃の感謝の意を表すのもいい事じゃないかと思える歳になったと言うことか。
今までは親がお墓参りや家でお寺さんのお勤めをしてもらっていたが、親父が亡くなりもう片方も認知を患う今、長男である私が家を守らなくてないけなくなってしまった。こんな事ならもっと聞いておくべきだったと後悔しても仕方がない。
年々、お寺にもお参りをする人が減ってきていると言う。聞けば後を継いでくれる家族がいなくなって「仕舞墓」の相談も結構あると聞く。
都会で墓を持つと言うことは大変なことだ。先祖代々の墓があればそこにお参りをすればよいが、長男でなければ新しく墓地を確保して新しい墓をたてないといけない。
そのほかの問題もある。跡継ぎだ。子供がいないとか、いても娘で他所に嫁いでしまったらいったい誰が後を見るのか。考えたら昔はそんな心配などしなくてよかったのかもしれない。だから今は「マンション墓」なるもののビジネスが流行っているとか。テレビでもコマーシャルをしているからご覧になった方も沢山いらっしゃると思います。市内で墓地となると小さなマンションくらい買える金額になっています。それにもまして近郊の山や人里離れた場所にしか墓地はありません。そんな遠い所に墓を建てるのがいいのか、市内のお寺の別院にマンションのような墓を持つのがいいのか。私なら云々、でもご先祖様はどのように思っていられるのか。きっと「そんなに広くなくてもいいぞ」とか「今風のマンション墓でもいいぞ」とかおっしゃっているんだろうか?
幸いにも我が家には歩いて5分ほどの所に菩提寺がある。こんなに近くにあるのにお参りは盆と正月、そしてお彼岸くらいしか行かない。全くの罰当たりだと思う。でももし聞くことが出来たら亡くなった親父はハイカラな人だったからこういうに違いない。
「マンション墓も魅力的やな、出来たら一つ買っておいてくれ」って。
「そや、もう一つ頼めるとしたら、マンション墓の上にもう一つ買って欲しい」と。きっとそれはメゾネットタイプか?いやいやそんな事を思う親父ではない。
まだご存命な家人が行ったとき、一緒の墓は御免だと思うのか?生前からどちらも凄い歯ぎしりの両親だったから寝室も別々で暮らしていた。それできっと亡くなった親父はメゾネットタイプを選ぶと思ったからだ。
お彼岸前にこんなことを言えば罰が当たるぞとの御叱りを受けるのを承知でふと頭をよぎってしまった。   御免なさい   合掌

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