2017年08月09日

昔の事を言っても仕方がないが・・・

今回の台風5号は稀に見るゆっくりと進む台風だった。
そのせいで各地に大きな爪跡を残した。今回のこの大きな爪跡から河川の脆弱さが露見した形になった。唯一今回の台風が知らせてくれた良かった?点かもしれない。そう言ってしまえばおしかりを受けるのを覚悟で言わせてもらえば、今までの常識が通用しないことがあまりに多くて、50年に一度とか観測史上最高の云々とか。だから今までの物差しでは計り知れない事が次々と起こっているのである。都会の下水処理能力は集中豪雨にして50ミリから70ミリくらいを想定しているらしいが、それを遥かに超える100ミリ以上の雨が降っていたりする。一時的ならまだしも、線状降水帯など何時間も降り続けると排水能力を遥かに超えて溢れ出すのは当然の事。河川にしても上流域で降った雨は必ず下流域に達して大きな1級河川でもあのありさまだ。もしも1級河川の途中のどこか一か所でも決壊すれば想像を絶する大きな被害が出ることになる。
そういうことは今までの常識をもってしても計り知れない事態が起こっているということだ。昔知り合いの家に行ったとき、ガレージの中に一本の線が引かれていたのが気になって聞いたことがある。それが後で分かったことだが裏の川の洪水で水が溢れてきて1階のガレージにまで流れ込んだ後だということを。
見事なくらい横一線の跡が付いていた。もう数年たつと言っていたがそれでもはっきりとわかるくらい水がついた痕だった。
今年はこれからが本番の台風がまだやってくる季節が待っている。一刻も早い復旧を待たれるが自分たちでやれることには限界がある。行政が動いてくれないとなかなか復旧出来ない。
誰かが言っていたがこんなことを言ったらあちらこちらから大目玉を食らうのは間違いないがあえて言わせてもらえば、田んぼや畑の農作物は大きなダメージを受けて元の戻るまで何年かかかるだろう。そして土砂が流れ込んで家中を滅茶苦茶にしていった家具や家財道具も使い物にはならないだろうし、車だって何台も水没車となった。新しいものを買い替えるのにまた莫大なお金がかかってしまう。それで景気が低迷するか、コレを機会に買い替え特需が起こるかは分らない。国のかじ取りはしっかりやってもらわねば困るが、家のかじ取りは家族総出でやらないといけない。それにしてもこんな自然に誰がしたと心の底から恨み節が出る。もしもは言ってはいけないが、昔のような暑くても落ち着いた暮らしがしたいものだ。

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