2018年08月20日

たかが宿題、されど宿題・・・

普段なら32度、33度の気温は暑い、暑いで通っていた。
しかし今年の猛暑で35度以上が連日続き当たり前になっていたからか32度33度の気温は過ごしやすく感じるのは私だけだろうか。8月ももう20日経ってしまった。豪雨災害や熱中症のニュースに明け暮れた8月、お盆も過ぎ残り少なくなった夏休み。
昨日、近所の子供に会って「夏休みの宿題もう済んだ?」って聞いてみた。そうしたら「塾の宿題がたくさん残っています」と言う返事が返って来た。我々の頃は良かったなぁとは言うまい、昔は昔で塾は無かったが自由研究や読書感想文で頭を悩ませていたからだ。
あれは確か4年生か5年生の自由研究だった。同級生の作品が優秀賞になったことがあった。同級生乍ら上手に造ってあると感心せざるを得ない作品だった。その出来ばえの良さから学校を代表して市のコンクールに出すことになった。そこでも賞を取ってしまった。でもそいつに言われたことが忘れられない。「アレ僕が造ったんじゃないんだ、お父さんの作品や」そのことを小さいながらに僕に打ち明けた。僕もどうしたらいいか分らずにそのまま聞かないことにしようか、やっぱりアレはぼくの造ったものではありませんと言うべきか暫くの間悩んだ。でも結局はそいつと僕しかこの事は知らなかったのでついついそのままにしておいた。
何年か経ってからそいつとその話をした。確か大学に入ったころに会ってその話になった。「もう、時効やから」で話は纏まった。
そしてそいつの子供が小学校に入って同じように夏休みの作品云々で頭を悩ませたことがあった。絶対に子供の宿題を手伝わないと言っていた。奥さんに会った時にも「この人頑なに子供の宿題を手伝わないんですよ」と言われた。
そこには誰も知らないそいつと僕だけの秘密があるからだ。
大げさかもしれないが親として手伝ってやろうと言う何気ない出来事が何十年経っても心のどこかに重しとして残っていることを知るものは居ない、私以外には。

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