2018年09月20日

少しでも明るいニュースを・・・

先日来られた患者さんの話。
大阪北部地震で被災され、死ぬほど怖い経験をされた患者さん、悪いことは続くものでその後の台風21号で追い打ちをかけられたと言っていた。しかし人はここまで追い込まれるともう怖いものなどないと言う心境になるらしい。地震で倒壊までは免れたが屋根の一部が落ちて二階から空が見えると言っていた矢先に今度の台風で完全に屋根が無くなってしまった。ブルーシートを張る間もなく一気に吹っ飛ばされた自宅を見てどう思ったのだろう。
その方曰く、このような家でもまだ屋根だけで済んでよかったと。
水害で家ごと流されたり、土砂が1階を覆いつくしたりしているのを見て、自分はまだ幸せな方だと思えるところが凄い。
よく海外のニュースで泣き叫んだり絶叫したり中には気絶したりする人の映像を見るにつけ、日本人は如何に辛抱強いかと思った。
鳴きたい気持ちもあるだろう、叫びたい気持ちもあるだろう。
しかし決してそんな気持ちを表に出さないのが日本人気質とでもいおうか、一人になって初めて涙を流したり唇をかんでそんな感情を押し殺してはいまいか。
よく海外の人が日本人を称してこんな風に言うことがある。
日本人は何を考えているか分らない。どうして日本人は喜怒哀楽を表に出さないんだ。でも泣き叫んでもどうしようもない、泣いたからって、怒ったからって元に戻ることは無い。それよりこれから先どうしようかと考えてしまう。
絶望に見舞われたら声さえも出ない。そんな状況でわめいたり泣き叫んでも何にもならない。ある意味日本人のDNAの中にそんなところがあるのだろう。もうすぐ9月も終わる、毎月何か一つは災害のニュースがある、大難を小難へ、小難を無難へ、誰もがそう思っているに違いない。

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