2019年09月05日

朝からため息はいただけない・・・

最近、当医院でも国際化の波が来ている。
大げさだが外国の人の患者さんが増えている。地域がらオフィス街でいろんな会社があって当ビルの中の会社にも外国の人が何人か居る。昔はKDDIのオフィスが入って居たころは多くの外国の人が出入りしていたがその会社が場所を移転して一気に数は減ったがそれでも別の会社で何人かの外国の人を見るようだ。
現在の国別の患者さんはアメリカ、中国、韓国、タイ、フィリピン、インド、6か国の患者さんが通院されている。勿論、各国の言葉を喋れるわけでも無い、向こうも英語、こちらも片言の英語で何とかコミニュケーションは取れていると思う。
いや、向こうが取ってくれているように思う。しかし歯が痛いのは万国共通、我慢できる範囲を超えるとやはり歯医者に行かなければならない。
連れの医院でこんな事があった。それはどこの国の人かは聞かなかったが全く日本語が出来ないで来られた。手をほっぺに当てて痛がる姿はきっと歯が痛いんだろうと言うことは直ぐに分ったそうだ。何とか治療にこぎつけたがその後しばらくして又もや歯が痛いとやって来たらしい。前回治療した歯の前後の歯が又もや痛み出したとか。
日本人は少々の傷みなら我慢するか大声を出したりしない。しかしその人は「ア~」とか「ウ~」とか声を出したそうだ。受付までその声が聞こえて待合室にいる患者さんまで受け付けから中を覗いていたそうだ。そんなに痛くしているつもりは無いと言っていたがそれは人それぞれ違う。そんなことがあったと連れは言っていたが、もしも同じような事があればどう対処したものか。思わず考えてしまう。同じような日本人もいる。少々ビビリで麻酔の注射を見ただけで身体を強張らせる人。チェアーの肘掛をしっかりと握りしめる人。両手を腹に組んで目を閉じてグッと堪えている人。しかし麻酔をしないとそれこそもっと痛い目をしてもらうことになる。「チョット、我慢してくださいね」で躊躇なく麻酔の針を打ち込む。
痛いだろうなと思いながらも、その後で痛みが引く事を考えたら少々は我慢をしてもらう。麻酔を打たれる方も痛いだろうが、打つ方も何も楽しみながら打つ人は居ない。抜髄や抜歯をするよりもこの最初の麻酔が一番気をつけるようにしている。
ここが出来れば処置の半分は終わったも同然だからだ。
今日も何人にこの麻酔注射をするんだろうか、そう思うと朝からため息が出てしまう。

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