2019年09月17日

私もその中の一人だったのは言うまでも無い

昨日は当医院の患者さんの叙勲のパーティーがあって御呼ばれをして来た。親戚の叙勲パーティーの時の様に気軽にお越しくださいと言われたがそうはいくまい。何せ招待客が300名近くと聞いたからスーツは何とか着れたがここでも紹介したようにワイシャツのサイズが合わず急遽仕立てて前日の夜に外商に持ってきてもらって何とか間に合わせた。勿論、そんなパーティーに行くのに「普段着でお越しください」を真に受けるほど野暮ではないが正直、どんな装いで皆さんがお越しになるのかの方が気にはなっていた。主役の方は80代半ばご住職でもあり教誨師でもありその関係者たちが多く出席されていた。待合室には100名を超える方が控えておられ、御夫婦でお越しになっている方も多数おられた。
この歳になるといくつもいろんなパーティーには行っているが昨日のは些か自分自身が場違い?感があった。席次表があって皆さんがそれを眺めながらあのテーブルには誰々さん、こちらのテーブルには誰々さんと名前は知っていてもこの方がそうだったのかと言う風に有名人が居られた。私などその中に入ればまだまだ若造だ。同じテーブルの方々と名刺交換をしたがほぼ誰もが知っている○○病院の名誉院長先生、何処何処経理事務所の所長さん、そのご婦人たち。まだまだ暑い中ご婦人たちの装いは皆さん御着物、それも一目見てこれはお高いと分る御召し物。その横にお持ちのバックはあの有名な○ル○スのバ○キ○、着物にも全く違和感なくお持ちのご様子。数が限られている筈なのにこの会場では如何にも当たり前の様にあちらこちらで見かけてしまった。野暮な話だがその総額たるや想像を絶する額になること間違いはない。男性はその点随分と楽に見える。法衣に袈裟姿、手には数珠を巻き緋扇を持つお坊さん独特の御姿。私など年に2~3回くらいしか着ないスーツ姿、それこそ気慣れていないのが丸分かり。借りてきた猫の様に大人しくその場に居たが主賓の方々や叙勲されたご本人が各テーブルにご挨拶にいらした時にその様子が正面左右のスクリーンに大きく映し出されたのを自分の目で見て、初めて気が付いた。スクリーンに映った自分の姿、自分では少々痩せたと思って居たのに画面にはまだまだ痩せる余地のある自分の姿が写っていた。そして何より驚いたのが我が頭髪。真っ白ではないか、あの姿は知らない人が見たらそこそこのお歳に見えるはず。いつまでも若いと思っていたがあの姿をスクリーンで見て親父そっくりに見えて思わず見入ってしまった。
無事にお開きになったが計5時間余り、トイレに行くのも忘れるほどの中身の濃い祝賀パーティーだった。本当はもしも親父が生きていたらその場には親父が出席して居る筈なのにと思ってしまった。お開きになって会場を出て皆さん一目散にトイレに並ばれたことは想像に値するものだ。私もその中の一人であった。

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