2020年06月05日

やりにくくなってしまったものだ・・・

元々、当医院は週休二日制で女の子たちを採用して来た。
だから土曜日は私一人の診療日だ。忙しかろうが暇だろうが女の子たちは来ない。
一時期土曜日の方が平日よりも忙しい時期があった。半日の診療で平日分位の患者さんが来られる日もあった。昔は「土曜日が忙しければ来ましょうか?」位の答えを期待もしたが最近の子は契約が週休二日だからってことで気にもかけていない。
それはそれで仕方がないのだが、こちらも患者さんから「先生一人で大変ですね」
と言われつつも「気軽でいいですよ」と返答している。
土曜日にしか来れない患者さんが居る以上、土曜日を閉める訳にはいかない。
ある患者さんが平日に来られて土曜日の雰囲気と平日の雰囲気は違うことを指摘された。何でも土曜日の私は饒舌だそうだ。平日は余り喋らなくて怖い先生だと思われていた。しかし土曜日の私は良くしゃべり冗談も言いつつ診療するスタイルだそうでそのギャップを指摘された。昔々、女の子から「先生は女性と男性では説明の丁寧さが違う」と言われたことがあってからあまり最低限の事は喋るが冗談なんかほぼ言わない石部金吉のようだった。
今回の自粛で患者さんの数も減って時間を持て余すようになってからは一人にかかる時間が増え話もするようになった。
よく患者さんから聞くことで「先生に話しかけられてもこちらは大きく口を開けているから喋れない」と言われる、その通りでいちいち喋りかけても患者さんもしゃべれないので余り喋ることは無い。それにこんな指摘も歯医者あるあるで、先生の説明が余りないのが困ったものだと言うのがある。
私の親父もそうだったが、「診療の事は任せておけ」のタイプの人だったから患者さんとの会話もあまり無かったように思う。しかし今の時代それではいけない。
患者さんとの十分な意思疎通が無ければ一方的だとか、無理強いだとか言われてしまう。歯医者と言えども客商売、患者さんあっての成り立つ商売。
あまり不愛想ではよくない事は百々承知。でも手を擂り擂りいらっしゃいませの商売でも無い。最近の患者さんの知識は半端ない。前もって症状を調べてきて中途半端ではあるが知識は豊富、いわば耳年増状態だから少しでも違ったことを言えば「それはこう言うことじゃないですか」と返される。
これからはそう言ったスタイルが主流になりつつあるのかとも思ってしまう。
やりにくくなってしまったものだ。

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