2016年03月05日

ちょっと暇つぶしにお付き合いください

今日が土曜日で診療が終わり次第、診療所の床の張り替え工事がある。
今その工事の真っ最中だ。
このあたりで開業して、もう60年になる。最初の診療所はすぐ近くの今でもある小さなビルに二階で確か6坪くらいだった。中での待合室は2~3名しか座るスペースが無くて階段に順々に並んで診療室に入るのを待ってもらっていた。
私がまだ小学生の低学年だったと思う。「すみません、すみません」と言って階段を上って行ったのを思い出す。
次に移った所は今の診療所の向かい側のビルでそこも二階で、細長いうなぎの寝床のような診療所だった。歯科大学の学生のころよく同級生で家が歯科医院でない連中が実習しに来た思い入れのある診療所だった。
そして今の診療所に移ってきた。すでに30年近くがたつが広さは倍々ゲームのように大きくなったが家賃は倍々ではすまなかった。この診療所に移ってからスタッフは多い時で女の子が8名、技工士を含め男の子が3名、ドクターが2名の大所帯だった。しかしバブル崩壊以降患者さんの激減などで一人減り二人減りで遂には今のスタッフ女の子3名とドクター2名になってしまった。
今考えればよくもあんなに多くのスタッフを抱えていたものだと不思議なくらいだ。一時期、大阪で花博があった時、当医院の女の子が4名引き抜かれたこともあった。求人情報誌にスタッフ募集と載せたら1名募集に150名くらい応募があった。そのために何度も面接をしないといけないこともあった。
同じ求人誌に同級生のところが載っていて、情報の交換をしていたら大阪の田舎の連れのところには1名しか応募がなかったと言っていた。それくらい市内で働きたい人が多かったんだと思う。しかし私は親が歯科医でいわば二代目、後を継ぐのが当たり前だったから、自分の思うような診療所は出来なかった。
親が亡くなった後もしばらくは親父の診療所というイメージが拭いきれなくて、本当の意味で自分の思うような診療所にしたのはここ数年前からだ。
こんな具合だから自分の思うような診療所の形は今まだ模索中なのかもしれない。
今、工事中なので何もすることが出来ないで暇にしているから掟破りの土曜日の投稿になってしまった。

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