2016年03月15日

実習初日はこんなものか・・・

昨日、ここでも紹介したけれど歯科大学の学生さんたちが実習に来た。
最初は何からするのかと思っていたが、何やらカリキュラムがあるらしくそれにのっとって進めてほしいと言う要望があった。
我々の時とはいろんな面でやり方が違うみたいだ。
内容には大きな差はないが、我々の時は6年生になってから初めて歯医者らしいことの実習があったように思う。しかし今の子たちはその前にすべての臨床の科目を実習することで現場に入れるんだそうで、小さなマネキンまで持参してきた。当然我々のころにはこんな模型などない。恵まれていると言えば恵まれているのかもしれないが、私に言わせれば「模型は模型」で実物とは違う。生きた人間を相手のしないと模型ばかりでは役に立たないと思っている。
そりゃいきなりの人間では患者さんは大変だ。だから学生同士十分なくらいお互いが被験者となって実習をする方が良いように思う。
ミラーの持ち方やピンセットの持ち方までぎこちない。いきなりで当たり前かもしれないが患者さんは待ってくれない。だれがそんな危なっかしい人に診てもらいたいか。誰だって嫌だ。そんな道は誰でもが通ってくる道だ。
疑心暗鬼は伝染する、そう先輩の先生から言われた記憶があった。だから学生さんには同じことを言った。分るか分らないかは知らないがいつの日か分ってくれたらいいと思ってそう言った。
最初は医療全般から入って個々の苦手な分野の説明に入ったが、何が苦手かさえ分らない子たちだった。
この子たちもそうやって自信をつけて世の中に出ていくんだろう。
我々の時のカリキュラムと比較はできないが全体として見てみたら、年々若い子たちは自分から進んで学ぼうとする意欲は減ってきているように思えた。
一番貪欲になっていたのは我々の頃かもしれない。遠慮など無縁の我々世代。少しは遠慮を覚えた当医院にいた代診の先生の時代。そしてみずからは聞きに来ないしこちらから何か言うのを待っている今のこの世代。
聞けば男女比も我々の学年は女子の割合は1割くらいだったが、今の子たちの男女比は何と4割を超えるとか。これでは男子が弱くなるのも分かる気がしてならない。
今晩は印象剤を練ったり、セメントを練ったり、レントゲンを撮ったり、診療にじかに接する実習をする予定だ。果たしてどんな珍事が待っているのか。

Comment

この記事へのコメントはまだありません

ページの先頭へ