2011年09月02日

久しぶりに 気合を入れられた

昨日、嘗て当医院でデンチャーを作った患者さんが久しぶりに来られた。
忘れもしない、私が一人で全部作った患者さんだった。
今では技工所で炊き上げもお願いするのが当たり前になっているが、昔は自分で配列、炊き上げは当たり前のようにしていた。
見ると十数年前に作ったデンチャーだった。何度も割れたのか接着した後があったし人工歯などは磨り減った状態で色も変色している。見た目には決して良い状態ではないが、綺麗ではないが、何故だか無性に懐かしさと、ココまで大事に使ってくれたという嬉しさで久しぶりに感動した。
新しいのを作るつもりで来られたんだと思うし、今以上のモノを作って差し上げたいし、そのためにもより一層の気合が入った。
考えて見ればこの旧のデンチャーは何度も配列をして、そのつど納得いくまで足を運んでもらった記憶が昨日のようによみがえってきた。
ひとまわりもふたまわりも小さくなられた患者さんを見て、よくもココまでこれを使って下さった物だと改めて感謝したい。
そう思ったら、何だか今の患者さんにチョット悪い気がして来た。
何となく無難に作ってしまっている今のデンチャー。アノ当時はもっと熱く作っていたような気がして来た。
今回、この患者さんが来られて、もう一度昔のように気合を入れて診療しろよといわれているような気持ちになった。

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