2014年03月06日

タダほど怖いものは無い

昨日あたりからまた寒くなってきた。
天気予報も一週間くらい寒い日が続くといっていた。
昨日、夕食を食べに近所の店に出かけた。しかし残念ながら水曜日が定休日だとすっかり忘れていて、その店の近くまで行って気が付いた。
仕方が無いのでもう一軒、地下鉄の駅前にあったお店に行く事にした。そこは元洋食屋であって今では何でも材料さえあれば作ってくれる常連さんには本当に楽珍なお店だ。洋食、中華、和食、その他のレパートリーは幾つあるのか。作った事の無い料理さえ客の注文ならお試しとかで小策してくれる店だ。ただ材料があればの話で、その上へんこな大将の気が向けばのお店だ。
もう40年くらいやっているお店で先代の大将から店を譲り受けた娘婿がやっているお店だ。
「大将 久し振り」
「元気にしてはりましたか?」
「まぁなんとか」
「今日は何にしましょ」
「何が出来ます?」
「そうですね 今ある材料ならまぁ何でも一通り」
「そうですか そうしたら大将が最近作った中で一番の傑作を」
「なかなか人の心をくすぐる事言いますな」
「美味しいのを頼みます」
「分かりました」
こんなやり取りでした。暫らく話をしながら待つ事30分、ちょっと待つ過ぎとは思ったが他に客がいなかったこともありいろんな話をしながら待つ事にした。
そして出てきた食事と言うのは「土鍋ご飯」「ちりめん山椒」「お漬物」そうです、何処にでもあるご飯とおかずでした。
俗に言う「じゃこ飯」お米は魚沼産のこしひかり、シラスは和歌山産、お漬物は京野菜、大将渾身の作。作るのに30分、食べるのに5分。お店のまかないに自分の為に作ったとかでお金はいらないとか。一緒に食べてもらえただけで満足だとか。自分じゃこんな贅沢が出来ないがお客さんのリクエストとなれば作るいいわけが出来たとか。最後に出てきたお味噌汁もこれまた絶品。
「大将このお味噌汁絶品やなぁ」
「そうでっしゃろ お客さんのリクエストというエエ出汁で作りましたから」
「そしたらまたこんな時間に来るわ」
「そしたら今度はお金貰いまっせ」

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