ほっと一息

フリー管理栄養士の毎日を綴ります。

2016年06月16日

言えないです

できるって簡単に言えない。

私がやってきたこと、治療食にまつわることと特定保健指導です。保健指導は法制化されるまえからなので11年目。

栄養士というもの、特殊だなと思います。
例えば、治療食の献立をたて調理して食べてもらう
けれども、料理なんざ誰だって作れるんです
治療食の献立作成も本見ながら誰でもやれると思うよ
薬と違うから、誰が扱ってもいいんですよ
業務独占でなくて名称独占だから。
病院で栄養指導やって保険請求さえしなきゃ、誰が指導したって栄養指導なわけなんです。違法じゃないです。

なんなんだろうなって思います。
わりと地道にしたずみつんで管理栄養士試験受けて試験難しいってわりにそれが報酬に跳ね返るわけでもないし。

食にまつわることはとても広範囲なので、自分がやってきたこと以外の事を、私は簡単に「できます」と言えないです。
誰でもが扱える料理だけれども、例えば治療食にしたって
介護食にしたって、嚥下困難食にしたって、いずれも命ダイレクトです。
食べる=生死にかかわる事象です。

自分が未経験の事をできると言って、誤嚥など起こしては本当に大変。

でも、若いころだったらどうかな
もしかしたら、その怖さを知らず「できます、がんばります」
って、言ってしまっていたかも。

医者が細分化されてしまっているように、栄養士も領域があって
特科してやっている事に従事するのが一番です。
外科の医師と糖尿病専門医とでは、糖尿病に対する考え方がとても違います。
糖尿になってしまったら、どちらにかかりたいでしょうか。

そういう話だと思うんです。
栄養士も専門研修受けている専門分野をもっている人に任せた方がいい。
勉強しようってのは別。
私もこの年で、子供のためにスポーツ栄養勉強中だし。

不勉強で手をだして、栄養士全体がダメと言われるのは嫌だ!

だから、歳をとって、経験ちょっとしている今だから
「私は、できません」「それは専門領域外で不勉強です」と
きちんと言いたいです。

なんていうかな、経験したから言動に注意したいというか、
物事軽はずみに考えたくないというか…
もしかしたら、栄養士自身が自分の仕事軽はずみにかんがえてんじゃないかな、だから栄養士の地位向上なんかないんじゃないかな、そんなことを考えていました。

無責任にできるっていえないし、言いたくないなと。
って、何を熱くかたっているのか・・・

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