ほっと一息

フリー管理栄養士の毎日を綴ります。

2009年04月25日

メタボスパイラル!

世の中、デフレスパイラル。
なんとか打開策はないものかと経済学者でも何でもない小市民の私ですら考える。
インフレターゲットなんて、もう昔の話なんでしょうね。今の状況では何ら解決にならん気がします。
まぁ、この問題は専門家にお願いして…

「甘い物、肉類、わかっているのにやめられない!なんとかしたい気持ちはあるけれど」
という心理状況は、メタボ予備軍からメタボまっさかりの人まで共通の心理。
それを打破するには、例えば恋の力であったり、人から馬鹿にされたくない、人に美しい(かっこいい)と言われたい、などという強い願望が必要?
残念ながら、特に予防層への働き掛けでは栄養知識や運動知識といういわゆる栄養士の専門知識じゃない。(と思う、というか実感)
食べれば太る、運動しないで食べたら太る、でも目の前にあるステーキやケーキを見逃せず食べてしまう、そして後悔する。(後悔はずっと先かもしれないけど)
そして、検査をうけHbA1cが高くなり「やばい」と思い絶食したりなんかして無理無理ハードなダイエットをして痩せる。(この成功体験は実はとても厄介です)そして数カ月たつと元の体重よりも増えていたりする。
しかし、意識には「食べないで痩せたらいいから」と過酷なダイエットの成功体験を思い出し、また取り組む。
しかし、以前のようには痩せません。リバウンドした体は絶食に対して基礎代謝を下げることを知っています。
もちろん、通常の私達の体も絶食すれば基礎代謝を下げるのですが、まずは余分なエネルギーを消費する(貯蓄を使う)ことが優先です。正確には筋肉の使い方にもよりますが。

ものすごく省略した言い方をしてしまうと、リバウンドした体は、耐性があって以前と同じ食事療法だけではやせにくいのです。
そんなこと普通の人は考えもしないため、「以前痩せたからね、あれをやればいいんだよ」と、リバウンドしても平気で食べる、運動しない状況になります。また始末の悪いことに「いつかやればいいから」という「いつか」はいつまでたってもやってこない場合が多い。
まさに、メタボスパイラル。

リバウンド経験者よりも初回の減量の人の方が、サポートは楽です。

しかし、メタボスパイラルには何が有効なのでしょう?
わかっているだけに厄介なのです。
心理作戦も成功体験が邪魔をすることが多いのです。

わかっちゃいるけどやめられない。
巷には誘惑がいっぱいだし、便利で運動少なくなるし。
ここにもメタボスパイラル。

有効な手段としては、御褒美か?
例えば、企業が通勤自転車にしたら通勤交通費2倍支給とか、役職の条件は「健康」とか?、これは差別になるかな。

子供に食べたい物を食べないで済むにはどうしたらいいでしょうかと質問したら
「催眠術で好きな物を忘れさせる」
だそうです。
ある意味、かなりの大正解です。
しかし、かなり非現実的です。
うむ、何か良い手立てはないものか。

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